7月あたまにビッグサイトで3日間開催された展示商談会、
第4回クリエイターEXPO。
今更ですがお声掛けくださった方々、本当にありがとうございました。
クリエポ関係あり&なしで帰宅直後からお仕事が重なっており、
もしご依頼いただいてもどこまでこなせるか危なかったため
お礼メールが滞っております。
いまのとこ9月後半が暇です…
どうか私のことを近いうちに思い出してください。
さてと。
前回の【雑談編】から2ヶ月近くが経ついま頃、
心折れる前に無理やり書いておく。
めちゃめちゃ長く、カネカネしい話が中心で特に面白いことはないので
興味がある人だけ読んでください。
まず参加するために使ったお金と各解説。
(個人的見解を含むのでご注意ください)
★出展料…75,600円
→8月31日までの申し込みで早割料金。
本来は9万円+消費税。来年からは1万円アップだそう。
★角小間料金…16,200円
→会場どまんなかの一番太い通路沿い角ブース
立ってビラ配りは非常にやりやすく目立つ場所。
そうそう出展できないので奮発したのは正解だった。
★チラシ配送サービス…16,200円
→クリエポに出るよ!というチラシを企業に一斉送付してくれる。
出来ることは全てやるつもりで
制作会社・出版社1,000社に配布というものに申し込んだが
URLやメルアドなどは記載できない決まり、
またチラシの納期までにブース番号が決定せずそれも掲載ナシ、
今のところ効果は一切感じてません。
★配送サービス用チラシ1,000部(A4片面コート90)…3,120円(送料込み)
→納品場所へ直接配送+自宅へ見本を数部。
毎度おなじみ「グラフィック」さんで。
★新幹線(新大阪→品川)指定席往復…28,920円
→何か間違いを犯すのが怖いので、安くなるような算段は全くせず
乗車直前の当日窓口購入。心の平穏をオゼゼで買う。
★ホテル4泊(朝食付き)…37,740円
→主宰側斡旋のビッグサイト近隣ホテルは特別割引と言う割に別に安くない。
会場以外へも行きやすいように東京の友人にリサーチし
新橋の駅から遠すぎないホテルを「じゃらん」で予約。
昼はほぼ何も口にできなかったので朝食付きにしてしっかり食べて正解。
ビッグサイトと往復するゆりかもめの料金がお高めで交通費を食ったのが誤算。
そしてこれが私のブース。
初めての参加ということで、参加経験のある友人に
相談しまくって考えた、仕事クレクレ仕様。
★タペストリー(トロマット・上下袋縫い)縦110cm×横90cm…2,630円(送料込み)
→友人に教えてもらった激安布印刷「No.1幕」さんで。
更に安く上がる耐久性低めの布を選んだけれど問題ナシ。
対応もよく、発色等満足。両端の棒は100均つっぱり棒。
「使える!イラスト」というキャッチコピーは理解されにくかったようで
「何に使えるの?」「無料で使える素材?」と何度も訊かれたので失敗。
使い勝手が良い、と言いたかったのです。
★チェーン&フックレンタル…1セット540円
→備品関係レンタルは知らぬ間に募集開始され、
知らぬ間に終わっていたが、頼み込んで貸りました。
新情報の更新の知らせは特にないので
公式サイトの出展者専用ページはマメにチェックしないと見逃します。
★パネル5mm厚・A3×1枚…1,430円(送料込み)
→目印にブース側面のバーに貼り付けました。
宅配を考え小さめ。写真これしかなかった…
★パネル5mm厚・A1×2枚…5,680円(送料込み)
→宅配で送りやすいサイズを意識しつつ
A1にミチミチに配置して印刷、自分でカット。
どちらも「プリントパック」さんで。
きっちりA3・A1じゃなく、比率を変えた変形サイズが同料金なのと
5mm・7mm厚が同料金なのが良心的。(7mmは手で切るの無理かも)
あとで「カットまでしてくれてもっと安いとこがある」
と聞いたけど、悔しいので記憶から抹消。
名前看板用のひらがなフリガナも印刷して看板漢字上へ。
「外国の方ですか」「珍しい」とツカミはOK。
苗字に2回も「ん」が出てくるなんてね!
ベッタベタの日本人です。
★バイクイラストパネル…100均シールパネル&自宅印刷
→人物以外も描くことをアピールするため急遽作成。
これが意外に目をひいたようで、度々お声掛けいただいた。
機械的なものを描ける人が少ない…とのこと。
描ける同業さん、アピって行きましょう。
★両面テープ…いくらだったかな…思ったよりいいお値段
→4mと2mを1巻ずつ用意したけれど2mは余った。
めちゃめちゃ強力で全然剥がれないので
パネル角にちょこっと貼るだけで十分そう。
貼り過ぎたため自力で剥がせず、
指力に自信があるという、
細身で美しいお隣さんに剥がしていただいた。
壁にはなんの跡も残らないけどパネルからはとれません。
(そういう仕様)
★配布用パンフ1,200部(A4・4C8P・コート90)…19,500円(送料込み)
→ギリギリまで準備しなかったためやっつけな作り。
表紙デザインノーアイディアにより
バラバラのタッチでコラージュしたのがよかったようで
受け取り去った後に「これ全部描いたの!?」と戻ってきてくださる方が多数。
しかし「いろいろ描きます」を勘違いされ
「何でも描けるんだってね!」と言われまくり、
「何でもは描けません」と無駄な恥を晒すハメに…
ページごとに「広告向け」「書籍向け」等という分け方をしたことは好評。
宅配料金が高くなることを恐れ薄い紙を選択。
チラシは用意せず、パンフで全力投球。
1,100部ちょっと配布できました。
★URLのみ記載名刺400枚(片面4C 上質180kg )…1,220円(送料込み)
→名刺はいつもミラーケント&オンデマンドで刷っていたが
紙指定でキャンペーン価格になっていたため
「グラフィック」さんでオフセット印刷。
のちのち使い道のない名刺だけれど、
足りないかもとドキドキするよりはいいかという判断。
怪しい逆営業や、どう考えても無関係な人も沢山いたので
個人情報をなるべくバラまかずに済むのは安心。
半分以上余ったので子供のオモチャにします…
★連絡先入り名刺400枚(片面4C 上質180kg )…1,220円(送料込み)
→オフセットはちょっと数量変えたくらいじゃ価格変わらないのよね。
特別興味を示して下さった方と、欲しいと言われた場合のみ交換。
100枚ちょっとしか使わず。
私の場合、サイトにメールフォームがあるので
名刺は渡すことにそれほど拘りませんでした。
★サイド棚(紙筒製)…1,296円
→100均を探しまわりバラして宅配で送れるものを購入。
これがないとポートフォリオ広げる机が塞がるところだった。
★名刺立て…615円
→横はよくあるのに縦はなかなか見つからず。
こんなの無くてもただ重ねて置いておけばよかったかも。
★パンフ立て・マンガ用スタンド・マガジンラックなど…100均調達
→ガムテで組み合わせたりパネルの端材を使って飾り付け。
トイレに行くとき用に「すぐ戻ります」サインも作成。
★ポートフォリオ(網羅版・ダイジェスト版)…自宅印刷
→直前に購入していたカラーレーザープリンターが大活躍。
自ら手に取る方はほとんどいなかったが
こちらはパンフとは変えて「マンガ」「きれい系」「マップ」等
細かくカテゴリー分けし、
インデックスシールですぐに開けるようにしていたのが功を奏し
「こういうのが欲しいんだけど」という要望に
サッと見本を取り出せて商談がとてもスムーズだった。
ダイジェスト版はほとんど使わず。
★宅配往路…4,452円
→クロネコヤマトで段ボール大1・激オモ中1・長筒1の3個口。
パンフやタペストリーは日にち指定で直接納品も出来たけれど
どうしても一旦開けて確認したかったので再び自宅から発送。
当日10時半に会場に到着したらもうブースに置いてありました。
(居なければ置いておいてくれるよう頼んであった)
搬入は12時以降と決まっていたと後から知ったけれど入れた…
なんか妙に人が少ないな〜と思ったのです、すみません。
★宅配復路…2,350円
→会場に臨時で開かれた宅配窓口から発送。
パネルは全部廃棄、軽くなった段ボール大1・長筒1の2個口。
★ここまでの費用合計…218,713円
→その他雑費、交通費、飲食費などを足すと25万円弱。
さて…この費用を高いと見るか安いと見るか。
準備に結構手を取られるので見えないところで収入が減っていたりと
目先の打撃は非常に大きかったです。
【よかったこと】
★お仕事を貰った
→ボンヤリしていたら出会えなかったであろう、
とても良いクライアントさんと出会えた。
★概ね好評だった
→自分のような、バリバリの商業系、タッチに節操がないタイプが
受け入れられるか心配だったが、肯定的に受け止めてもらえた。
★出会い
→直接顔を合わせたことのなかったクライアントさんが来てくださったり
新しく沢山の方と知り合えた。
地方に住んでいると普段他人に会わず非常に寂しい生活を送っているので
嬉しさが異常。
★課題が見えた
→求められているイラストはどんなものか自分なりにボンヤリと。
★勉強になった
→同業者が700人も。凹んだとも言う。
【残念だったこと】
★一番狙っていた実用・ビジネス書関係の出版社さんとはほぼ出会えず。
→ピンポイントで狙っている業界があるなら直接営業が早かったかも。
★「実績になるから描かせてあげます」系の無料依頼がジャンジャン来る
→そういう話に限って実績になりそうもないものが多い不思議。
★逆営業や謎のおじさんに居座られて時間を無駄にする
→帰ってください。
総合的に考えて、自分は思い切って出てみてよかったです。
私に合うんじゃないか、と勧めてくれた同業友人たちに感謝。
ただ大きめの費用がかかることと、
来年小学校に上がる我が子まわりの様子が不明なこともあり
とりあえず次回は参加しません。
私のように複数のタッチを描き分けるタイプはそぐわないといった内容や
チラシを無差別に大量配布するのは無意味、という書き込みも散見したけれど
体感としては全くそんなことは感じなかった。
それぞれに合ったやり方があると思う。
お話していない方からもパンフだけ見てご依頼いただけました。
私のブースがあった列は座って静かにオファーを待つタイプの作家さんが多く、
いいか悪いかは別として他と比べ活気に欠ける雰囲気もあったため
別の列の参加者に「ここ何か人通り少なくない!?」「死のロード」
と言われ、笑ってしまった。
自分のカラーに合ったエリアがあたるか、逆に目立ってよかったと取るか、
当日会場での申し込み以外は場所が選べず運に左右される部分もあるかも。
静かにタイプの方は確実に仕事につながる商談をされていた印象。
逆に私が雰囲気をぶち壊して邪魔していたかもしれず申し訳なし。
近隣の方が親切に仲良くしてくださったので嬉しかったです。
何のオチもなく長々とすみませんです。
また出展する時がきたら自分で読み返して役に立つ気がする。
何か思い出したらひっそり追記します。